◆研修報告◆―保育士研修「質を高める保育の個別計画」―
H保育士
「質を高める保育の個別計画」という保育士研修会に参加させていただきました。『保育の個別計画の考え方、実践のポイント』という講義内容で、講師の犬童れいこ先生から「日々の保育の中で計画はどのように用いられていますか?」「何度も見返したくなるような計画は書けていますか?」「計画を立てるのに頑張りすぎてしまい、書き終わったらそのままになっていませんか?」等の質問があり、「計画を立てるときは仕事が増えるとは考えず、何度も見返したくなるような楽しい計画を書いて下さい」と話されていました。“何度も見返したくなるような楽しい計画”に対して自分はこれまでどうだったのだろうと考えさせられました。今までの計画の立て方を振り返ってみると、一人ひとりの子どもの姿からこの子にとって必要なこと、こんなことをしたらもっと伸びるだろうと考えて計画は立てていたつもりでしたが、“楽しい計画”を意識していなかったことをこの講義を受けて個別計画に対する見方・考え方が変わりました。講師のお話の中で「計画は保育のやりやすさやチームワークを高めるため、継続性のある保育をするために立てるものである。計画はあくまでも計画であり、子どもの姿や状況などによって変わっていくものである。計画にあまり時間をかけずにさらりと書き、記録を取ることに力を入れて欲しい」ということを話されていました。この言葉が私の中でとても印象に残りました。また、保育の個別計画の必要性として、個別計画とは「保育士と保護者が子どもの発達に関しての共通の考え方を持って保育園と家庭で子育てをしていく手法である」と説明されていた。個別計画を立てる際は日頃の記録が大切になってくるので、アセスメントシートを用いて個人記録や経過記録に子どもの気になる姿や気になったことなどを記入していくと計画が立てやすくなり、子どもの姿を見返す時によい資料となると話されていました。今回の研修を通して個別計画の大切さや計画を立てるときのポイント、楽しい計画を作るということを教わりました。これから計画を立てる際にはこの研修で教わったことを活かしていきたいと思います。参加できて、とてもよかった思いました。