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夏期乳児保育研修

◆研修報告  ―夏期乳児保育研修―                      T保育士 
長い間、乳児保育に関わってきましたが久しぶりに乳児の専門研修会に参加しました。講師から最初に問いかけられたのが「乳児保育は幼児保育の縮小版になっていませんか?」という言葉でした。自分自身では乳児保育と幼児保育は違うものだと認識しているつもりでしたが、保育の内容、行事のとり組み方も幼児クラスに合わせていたように感じました。保護者の方も保育所入所を決めるとき、先を見通した幼児保育の内容をみて決めている傾向にあるように思います。
 乳児保育をするにあたって「何もできない子どもを守るための環境づくり」と「安全」と「清潔」について改めて考えることができました。生活する保育室では、子どもたちの動きを予測、確認することで細かい危険個所が見えてくる。保育者自身の動線や危ないポイントを視覚化し、安全の確保につなげていく。また、生活をする中で乳児である子どもたち自身で清潔への意識づけを持たせる方法として、子どもたちに鏡をみせて自分の顔の変化気づいてもらうこと。例えば鼻水が出ている。保育者が鼻水を拭き、清潔を心がけることは簡単だが、子ども自身が鏡を見て鼻水が出ている顔と拭いた後との“ビフォー・アフター”を体験していく。子どもが自身で清潔にすることを保育する生活の場で育んでいける。そして愛着はスキンシップを図る中で子どもと情緒的な結びつきができる。いつでもどんな場面でも言葉を添えてあげること。優しい言葉かけやスキンシップの中から愛着は育まれ、情緒が安定し、成長していく過程で最も重要となっていく。
 今回の研修では初心に帰って、学生の時のように講義を受けている自分がいました。分かっていたはずのことでも改めて聞くと、また違った角度から「そうだったのか」と再認識できました。マンネリ化にならないために専門性を高める努力は常に必要であると思いました。
 講師の言葉の中に「命をつなぐ」というフレーズがよく出てきましたが、私たちは職務として子どもたちを守っていることがすなわち「命をつなぐ」ことであり、あらためて重い職務であることを痛感しました。しっかりとした乳児保育をするためには子どもたち一人一人への理解を深めつつ職員間で情報を共有することを今後も続けていきたいと思います。



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