◆研修報告◆ ―乳幼児の事故予防― H保育士
乳幼児の事故予防の研修に参加させていただきました。事故予防の話のなかで特に印象に残ったのが子どもの誤飲事故です。日本中毒情報センターの“中毒110番”への問い合わせで一番多い事故だといいます。生後6ヶ月~2歳未満が大部分を占め、家庭での誤飲が多いのがタバコ、薬、化粧品、洗剤、ボタン電池などです。その原因のほとんどが子どもたちの手の届くところに置いてあったことだといっていました。大人がちょっと目を離したすきに、あるいは大人の目の前でも誤飲事故は起こります。子どもの年齢に応じて注意するものは変わりますが、日頃から危険なものを周りに置かないことや、子どもの手の届かないところか鍵のかかるところに保管することが大切であるとおっしゃっていました。ある保育園で団子を喉に詰まらせたことやカステラで窒息してしまったとの報告があり、その時は子どもの体調がよくなく、鼻づまりなどがあったこと、またカステラでの窒息は暑さで午睡中に脱水症状があったことが事故の原因につながった可能性があるのではと話されていました。体験報告を聞かせていただいて改めて日頃から子どもの体調面をしっかり把握すること、常に喉を潤すことが大切であるということを感じました。研修の内容は基本的なことがほとんどだったのですが他園の出来事を聞かせていただいて、日頃の自分の行動を再確認し意識して保育にあたっていきたいと思いました。